テグレトールで予防の光過敏性と性行為への考え方

てんかんはその症状が特徴的なものであるために多くの人が一目で理解することができると感じる人もいます。けいれんを起こして倒れてしまったり、座っているのに身体や口元がブルブルと震えていたりといった特徴的な症状を持つ人が多いからです。しかし、病態は意外に複雑であり、けいれんを伴わずに歩行を続けたり、同じ行動や発現を繰り返したりする人もいます。共通しているのはそういった行動をしている時に意識障害が起こっていることであり、本人は全くそのことを覚えていないのが一般的です。こういった発作を予防する目的で用いる薬として最も名高いものがテグレトールであり、部分発作とよばれる脳の一部が原因で起こるてんかんの発作には高い有効性を示します。そのため、脳波を測定することによって部分発作と判明した場合にはテグレトールを用いるのが一般的となっています。そういった形で予防をすることはできますが、てんかんになると光に対して敏感になってしまい、光感受性発作を起こす人もいます。ちょっとしたことが刺激となって予防をしていても発作が起こってしまうことがあるため、常に注意を払っていなければならないのがてんかんの患者が生活をする上で大変なことです。そういう苦労を重ねているからこそ、子供にてんかんを持ってほしくないと考えて性行為を避ける人もいます。しかし、ごく稀な例を除いては基本的にはてんかんは遺伝しないとされており、性行為を行って子供を作っても必ずしもてんかんになるとは限りません。100人に1人程度がてんかんになるとされているため、そのリスクが全く無いわけではないということは理解しておくことは必要ですが、遺伝の心配はないと考えて通常は問題ないのです。