脳波の波形診断で処方のテグレトールと40代の突然死

脳における異常が起こると脳波を測定することによって、脳波の波形をもとにした診断を行うということはよくあります。てんかんにおいてもそういった診断を行うことが重要であるとされており、発作が起こった時には特徴的な脳波が確認されることが知られています。神経における情報は電気信号によって伝えられるものであり、それを測定するのが脳波測定です。その波形は全体として脳でどういった信号が発せられているかということの指標になるものであり、棘波や鋭波とよばれる特徴的な波形が発作波として観測されるのがてんかんの発作の特徴です。その波形やパターンによっててんかんが起こっている脳の部位が特定できるため、部分発作であるか全般発作であるということを判断できます。部分発作の場合に第一選択薬として用いられているのがテグレトールであり、部分発作の患者のほとんどに対して良い予防効果を示すことが実績的にも知られています。そのため、脳波測定を行うことは治療に用いる薬の選択に直結するものであり、てんかんの診断における重要な役割を果たしています。テグレトールは全般発作に対しては悪化のリスクがあるために用いませんが、他の治療薬を使用することで予防を行っていくことができます。発作の予防は突然死の予防にもつながる重要な事であるということは留意しなければならないことです。突然死は睡眠中に起こりやすいことが知られており、40代になる前の患者ではうつ伏せになって寝ていたがために突然死してしまったということが多いという統計があります。40代以降においても突然死をした半数以上がうつ伏せで寝ていたという事実があることから、てんかんになった場合には寝る姿勢についても注意が必要です。