テグレトールでのてんかん治療とNCSEの犯罪の習慣

テグレトールはてんかんの治療において頻繁に使用されている治療薬です。てんかんの発作は典型的にはけいれんが起こってしまって身体の自由が効かなくなり、しかもその間の記憶を失ってしまうというものです。そういった発作が数十秒から数分間続くということが多く、その原因や種類によって症状も異なり、同じ分類になっていても患者ごとに違う症状を示すこともよくあります。テグレトールはその多様なてんかんのうちで部分発作に対して特に有効性が高いとされているものであり、発作の予防を目的として第一選択薬として処方されるのが一般的になっています。てんかんの発作がおこると意識障害が起こってしまうことから、本人は何をしているのかもわからず行動をしてしまっていることもあります。けいれんが最も多い症状ですが、けいれんを伴わないものもあるからです。また、てんかん重積状態とよばれる5分以上も続くてんかんの発作も知られており、これらが重なってNCSEとなるとその長い間に渡って異常な行動をしてしまったにもかかわらず、本人は全くその記憶がないということもあります。NCSEが発症してしまうとその間にしてしまったことは不可抗力であるとされ、たとえ犯罪を起こしたとしても無罪となる場合があります。実際に、NCSEの発作が起こっている間に万引きを行ってしまって、それが無罪となるというケースも報告されています。しかし、それを旨味と考えて習慣として万引きをしてしまうというようなことが起こってしまうことは懸念されています。てんかん患者を守っていくためにもこういった際の対応については慎重にならなければなりません。さもなければ偏見が生まれていってしまうことになるからです。